サンドイッチの歴史と発祥をたどってみよう!名前の由来
【サンドイッチの歴史】名前の発祥は伯爵?
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ピクニックのお弁当や軽食にぴったりのサンドイッチ。美味しくて見た目もおしゃれなサンドイッチはいつから日本でに伝わり、ポピュラーな食べ物となったのでしょうか。名前の発祥や歴史を探ってみましょう。
サンドイッチの歴史は古い
世界中で古くから食べられているパンに具材を挟む料理。「挟む」だけではなく具材を乗せたり巻いたりするパン料理もサンドイッチと呼ばれています。ファーストフードで有名なハンバーガーやホットドッグも同種です。
「最初のサンドイッチ」
最初のサンドイッチと言われているのは「Korech (コレフ)」。一世紀のユダヤ教指導者が過越祭で取り入れた、酵母を入れていないパンに子羊の肉と香草を包んだ料理です。ヨーロッパとは違い、平たいパンを使っています。しかし、この料理以外にも世界各地でパンに具材を挟んで食べる文化は自然に発祥していました。
中世のサンドイッチ
中世ヨーロッパではパンをお皿として使っていたという歴史があります。固くなったパンを切断して「トレンチャー」と呼ばれる食器として使っていました。固くなった古いパンに食事の汁気を吸わせることで食べやすくして、最後には食器として使っていたパンも食べられるようになります。無駄に食品を捨てることを避け、合理的に食事をとる方法ともいえます。こうした中世ヨーロッパの、パンを食器として使う習慣がサンドイッチにつながったという考えもあるようです。
サンドイッチの発祥はいつ?
食べ方が生まれた経緯や古代ヨーロッパの文化について説明してきました。では、名付け親や世界中に普及していったいきさつについても解説します。
サンドイッチの名付け親はサンドウィッチ伯爵
サンドイッチという呼び名の発祥は「サンドイッチ伯爵」ことジョン・モンタギューです。18世紀後半にイギリスの伯爵が「カードゲームをしながら食事ができないだろうか」と考えた結果、サンドイッチが生まれました。ある説では、伯爵が忙しすぎて食事をとる暇がないため、作業しながら食べられるパン料理を作ってもらったのが発祥ともいわれています。
また、地中海地域で食べられていたピタサンドを見たことがあったジョン・モンタギューは、同じようなものを作ってもらったという説もあります。ギャンブル好きな男性というイメージが強いジョン・モンタギューですが、実はイギリスの郵便局長であり、海軍大臣や国務大臣としての経歴も持つ影響力の強い人でした。なので、上流階級へサンドイッチが普及するのも早かったのでしょう。
サンドイッチが生まれたいきさつ・伝承
19世紀から20世紀にかけて、家から離れた職場で食事をとる人が増えたため、ヨーロッパ各国の庶民の間でサンドイッチが普及したと言われています。1816年にはアメリカのレシピブックにサンドイッチが載りました。イギリスでは19世紀、アメリカでは南北戦争終戦後に人気が高まり、具材のバリエーションが幅広く増え、その後、それぞれの国で好まれるパンと伝統料理を組み合わせたサンドイッチも誕生しました。
日本にサンドイッチが普及したのはいつ?
19世紀に爆発的成長を遂げたサンドイッチは、第二次世界大戦後に日本で広く普及しました。徐々に食パンが販売されるようになり、パンの味や食感が日本人好みに改良された結果、サンドイッチが一気に日本に広まりました。もともと日本にはおにぎりという、主食におかずを包む食文化があるため受け入れやすかったといえます。
サンドイッチの歴史は奥が深い
いかがでしたでしょうか。今ではサンドイッチはカフェや喫茶店の定番メニューであり、スーパーやコンビニで気軽に買える存在ですが、名づけられたいきさつや日本へ伝わった経緯などの感慨深い歴史を、今回ご紹介をしていきました。今となってはどこでも食べられるポピュラーなサンドイッチ。たまには歴史を思い出しながら頬張ってみてはいかがでしょうか。
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