【炊飯器の種類】加熱タイプのマイコンとIHとは？特徴を解説

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炊飯器の加熱方法にはいくつか種類があることをご存知でしょうか。加熱タイプによって火力や炊飯できるお米の量が違います。では、自分にとって使いやすい種類はどれでしょうか。新しく購入する前に知っておきたい、「マイコン」と「IH」について解説します。

炊飯器の種類を知って賢く選ぶ

日本人の食事に欠かせないご飯を美味しく炊き上げてくれる炊飯器。家電量販店には色々な種類の炊飯器が売られています。数千円から10万円を超える炊飯器まで価格帯も様々です。主に価格の差は炊飯時の加熱方法によって異なります。IH・ガス・マイコンの3種類から加熱方法を選べます。今回は「マイコン」と「IH」の特徴やおすすめできる人について紹介しましょう。

マイコン炊飯器の特徴

マイコンタイプは70年代終盤に誕生した、日本で古くから使われている炊飯器です。内釜の底にある電気ヒーターで加熱を行うシンプルな構造が特徴。電気ヒーターから内釜の中に入っている水に熱が伝わり、炊飯を行います。

マイコン炊飯器は静かで安い

マイコンは炊飯時の音が静かです。電気ヒーターは内釜の底にある一つだけですから動作音がほとんどしません。早朝や深夜に炊飯することが多く、寝ている家族に不快な思いをさせたくないという方にがおすすめです。また、従来の加熱方式を使っているため本体価格や電気代が安い事もメリット。3,000円～5,000円で購入できるモデルもあるので、家電製品をできるだけ安く買いそろえたいかたにおすすめです。

マイコン炊飯器の炊きムラができやすい

安いのは魅力的ですが、お米の炊飯具合にムラが出来てしまうというデメリットがあります。一つの電気ヒーターで釜全体を温めるには限界があるからです。最近は、加熱ムラができにくいマイコン炊飯器も製造され始めています。マイコン炊飯器は、対応している米の量をいっぱいまで利用して、大量のお米を炊くには不向きです。内釜の底からの熱だけでは高い温度を維持しにくく、熱が上手く伝わりません。

IH炊飯器の特徴

外釜に取り付けられたコイルに電流が流れるときに発生する熱を利用して加熱するIHタイプ。ガスと同じほどの強い火力で熱を均等に伝えられる炊飯器として、近年では最も選ばれているタイプです。

IH炊飯器は機能が充実

火力とムラのない炊きあがりが特徴のIH。高い火力で釜全体へ均等に熱を伝えて炊飯します。まるでお米の甘みを閉じ込めるように炊くため、おいしいご飯が炊きあがります。また、白米の炊飯だけでなく保温機能やお米の種類に合わせて炊飯できる機能が充実していることもメリットです。中には炊飯後6～12時間、ご飯を保温できるモデルもあります。

IH炊飯器は10,000円を超える

マイコンに比べてIH炊飯器は数万円するため高額といえます。便利な機能性や大容量モデルは40,000円を超えます。炊飯器を安く購入したいと考える方にはIHタイプの価格帯は高額に感じられるでしょう。また、IIH炊飯器の内釜は金属を重ねた作りをしており重くて扱いづらい点も無視できません。しかし、軽くて扱いやすくなったタイプも販売されているため、重さが心配な方はぜひチェックなさってください。

【マイコンとIH】炊飯器の加熱タイプはどちらがおすすめ？

結局のところ、どちらの加熱方式がおすすめなのでしょうか。どちらもメリット・デメリットの両方があるため、自分が炊飯器に求めるものによって加熱方式を選びましょう。安さ重視でお米の味にこだわりがなければマイコンがおすすめです。しかし、お米の味に強いこだわりがある方や炊飯器の機能性を重視する方はIHがぴったり。

種類を見極めて最適な炊飯器を選ぼう

炊飯器の加熱タイプは種類を見極めるときの一つのポイントです。新生活を始めたり、新しい炊飯器に買い替えたりするときには、「マイコン」か「IH」かを確認して、ライフスタイルや予算に適した商品を購入してください。