電気ポットの清掃方法について

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お茶を飲んだり、コーヒーや紅茶をいれたりするのに欠かせない電気ポット。保温機能が付いていることで欲しい時にすぐお湯が使えて便利ですね。毎日のように使われるだけに内側や外側の汚れも放っておくとどんどん蓄積されてしまいます。正しい方法で細目に清掃することがお気に入りの電気ポットと長く付き合う秘訣です。今回は電気ポットの清掃の仕方について色々とお話していきますのでご興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。

電気ポットをきれいに使うコツ

電気ポットをきれいに使うコツは汚れの性質を把握したうえで対処することです。電気ポットの内側や外側には水あかが多くこびりつきます。水あかは水のミネラルやカルシウムが主な成分になり、アルカリ性の性質を持っています。アルカリ性の水あかは市販の中性洗剤では落ちにくく、きれいにするには酸性の洗剤が必要になります。また、ポットの外側には油汚れも多く付着します。油汚れは酸性の性質を持ち、きれいに落とすにはアルカリ性の洗剤が必要となります。

電気ポットの内部を洗う方法

電気ポットの内側に付く汚れは水あかによるものです。水あかはアルカリ性なので、きれいにするには酸性の洗剤が効果的です。とは言っても「酸性の洗剤って、何？」みたいな感じになりますよね。この場合は酸性の性質を持つクエン酸を上手に使うことがおすすめです。クエン酸を使った電気ポット内部の洗い方について、説明します。

1．クエン酸溶液を作る

大さじ2~3杯のクエン酸を200㏄のぬるま湯で溶かし、クエン酸溶液を作ります。クエン酸がないときは、大さじ3杯のレモン果汁での代用も可能です。

2．煮沸

溶かしたクエン酸溶液を電気ポットに入れ、そこに満水になるまで水を注ぎ、ふたを閉めて沸騰させます。沸騰が終わったら保温状態のまま1時間ほど放置します。

3．すすぎ

時間が経ったらポットの蓋を外して火傷しないように注意しながら中のお湯を捨てます。再び水を満水にして沸騰させ、沸騰したら注ぎ口から少しお湯を出し、残りのお湯を全て捨てたらすすぎ完了です。この時ポット内を少し洗いたい時は、ポット内側のコーティングを傷つけないように注意しましょう。亀の子たわしや金属製のたわしは使用を控えてください。

電気ポット外側のお手入れアイテム

電気ポットの内側をきれいにしたら、外側もきれいにしたくなりますよね。外側の汚れはほとんどが油汚れ、もしくは水あかで、油汚れは酸性の性質を、水あかはアルカリ性の性質を持っています。酸性の油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的ですし、アルカリ性の水あかには酸性の洗剤が効果的です。電気ポット外側の2種類の汚れをきれいに落とす、お手入れアイテムを2つ、ご紹介しましょう。

1．重曹

電気ポット外側の油汚れには、スーパーやドラックストアで簡単に手に入るアルカリ性の重曹がおすすめです。重曹小さじ一杯をぬるま湯100㏄で溶かし、布巾などに付けてポットの外側を拭いていきます。拭き終わったら今度は別の布巾で水拭きし、表面の重曹を落として仕上げます。

2．クエン酸

電気ポットの外側には水あかも付着します。アルカリ性の水垢には酸性のクエン酸を利用するのがおすすめです。クエン酸小さじ半分を100㏄ のぬるま湯で溶かし、布巾などに付けて拭いていきます。拭き終わったら最後に水拭きして仕上げます。

動作の不調が現われた場合

小まめな清掃により電気ポットを長持ちさせることは可能ですが、それでも不具合は生じます。お湯が出ない、沸騰しないなどの不具合が生じた場合は、すぐにメーカーなどに修理依頼をしましょう。

日頃のお手入れの重要性

電気ポットは中に入れるものが水なだけに、小まめな掃除が敬遠されがちです。しかし、長期に渡り放置しておくと内側に水あかが蓄積し、水質が悪くなるどころか、お湯の出が悪くなったり、沸騰が遅くなるなどの不具合も発生しかねません。電気ポットを長く、安全に使用するためには日頃の細目なメンテナンスがとても大切です。クエン酸や重曹などを上手く利用して、定期的に清掃しましょう！