おうち時間
おうち時間いかがお過ごしですか?
おうちで過ごす時間が増えましたね。これまでは中々、手の込んだ下処理を伴う旬の食材を調理出来なかった(?)、しなっかった(?)のでチャレンジしてみました。今回は今が旬の筍を使った料理にチャレンジしてみました。
まずは、生の筍を選ぶところから・・・
でも、沢山並んだ筍、どれが美味しいのかなぁ・・・?
筍選びの初心者🔰の私は、色々見比べてはみたものの、結局は良く分からずに大きい黒々とした皮の筍に手を取りました。すると、近くで同じく筍を見ていたご高齢の女性の方が一言、
「あー、それはアクが強くて美味しくないよ。筍は皮の色が薄くて、あまり伸びすぎていない物を選ぶんだよ。お日様に良く当たった筍は、皮が黒くなっていて伸びすぎているから、アクが強くなって美味しくないんだよ。それに、細くて長いものよりも太くて短いものがいいよ。これが美味しいよ!後は買ったら直ぐに、米ぬかをたっぷり入れてあく抜きすればいいんだよ。」と良きアドバイスを頂きました。
何度か生の筍を下処理から調理した事はありましたが、実際に良い筍の選び方が分からなかった私にとって、本当に良い勉強となりました。今回の筍から美味しいものが頂けます。今から楽しみです!
筍の下処理
早速、帰ってから筍のアク抜きをしました。何度か下処理はしたことがあったのですが、毎年、筍が入る丁度良い大きなお鍋が無くて悪戦苦闘することになる事を、使う時になって思い出しては買わずじまいです(笑)。
それでも、今年は自宅にある一番大きなお鍋にぴったり入りました。
約一時間位ぐつぐつと煮てアク抜きをして、そのまま一晩煮汁の中で冷やしてから、皮を取って水洗いをしました。つやつやな筍が出来上がりました。
筍料理
私の作った筍料理をご紹介致します。
一品目は定番の筍ごはんです。
我が家の筍ごはんは、筍と油揚げを一緒に入れて炊きます。
筍の歯ごたえがいいですね。
ごはんの甘みと筍のほろ苦さがマッチして、ごはんが進みます。
二品目は煮物
私の住む所では、こんにゃくと身欠きにしんを入れて煮物にします。
こんにゃくと身欠きにしんは、一旦熱湯にくぐらせて臭みを取ってから味付けします。
子供達が大好きな一品です。
三品目は天ぷらです
衣のサクサク感と筍のしゃきしゃき感がとても良いハーモニー
皆さんも、おうち時間の食卓を旬の食材で飾ってみてはいかがでしょうか?
また、お子さん達と一緒に料理おすすめです。私も学校がお休みの時には、子供と一緒に料理を行っていますが、実際に食材を見る触ることで、新たな発見が親子で楽しめます。おうち時間を使って、親子の絆を深めることもいいですよね。
今回うちの子は、筍洗いと茹で上がってからの筍の皮むき、こんにゃく契り、米研ぎなどを手伝ってくれました。
ありがとう!!
子供の五感には料理がおすすめ
実は小さい子供達の感受性を豊かにするには、五感を鍛える事はとても良いことです。料理をすると、正に五感が鍛えられて、とても良い事なんですよ。
視覚・・・食材を見る(野菜や魚・肉などを見る、調理器具を見るetc)
聴覚・・・調理中の音を聞く(切る音、卵を割る音、お鍋が煮えてくる音、炒める音etc)
味覚・・・味を見る(調味料その物の味、料理の味etc)
嗅覚・・・匂いを嗅ぐ(食材の匂い、お鍋から立ち込める匂い、魚や肉を焼く匂いetc)
触覚・・・食材を触る(野菜に触る、魚や肉などに触る、ハンバーグのタネを触る、調理器具を触る、火のそばは熱いetc)
実は料理をすることは、五感がすべて入っているんです。すごいですよね。
料理することで、この五感はフル回転します。
機会を与えてあげれば子供たちは、本当に楽しんでやってくれます。
ただ、私も初めは子供と料理をするのは、本当におっかなびっくりでした。
うちの子は男の子ですが、包丁も4歳くらいから一緒に持たせました。もうハラハラドキドキで調理に倍の時間も要しました。正直、準備も後片付けも容易ではありませんでした。そんな息子も小学2年生。頼もしいものでチャーハンを炒めたりもしています。
親子で料理をしていると、自然に好き嫌いも無くなってきて、食べることの意味や命の大切さなども学んでいきます。命あるものを頂く、食べたものは自分たちの体の一部になっていく。毎日、毎食の食べたもので私たちの体は出来ている、食べ物が体を支えている。
食育ですね。
本当に、親子でクッキングはおすすめです。
ただ親子でクッキングするときは、本当に簡単なお手伝いから始めるといいかもしれません。
野菜を洗ってもらう、きのこを指で割いてもらう、キャベツを手でちぎってもらうなどなど、刃物を使わなくても子供たちができることはたくさんあります。そして、簡単なお手伝いでも、子供たちは自分のやったことをちゃんと覚えています。
これは、私が洗った人参だね・・・
これは、僕が割いたきのこだよ・・・
出来上がった料理を目の前に、お手伝いをした事を自信満々の笑顔で話し、嫌いなものでも、自分の作ったものだから食べるよ!と、美味しそうに食べてくれます。小さくても、出来たことが嬉しくて、また何かをやってみようという気持ちになるんでしょうね。また、出来たことがたくさん増える事によって、子供たちの心の成長、自分への自信にも繋がっていきます。
私も子供達の心の成長を楽しみに、これからもおうち時間を楽しんでいこうと思います。
コロナの影響で、まだまだおうち時間が支流の今、皆さんも親子で楽しんでいきましょうね。